苗木の選び方

当園の苗木には、３つのタイプがあります。
収穫を早く楽しみたい方には「鉢植え苗」、収穫を２年目以降まで待てる方には「素掘り苗」または「ポット苗」がおすすめです。
※品種・時期等により、一部のタイブしかない場合があります

苗木はどのようにして作るのでしょう。
苗木の育成工程をご理解いただくと、各苗木タイプの違いもよくご理解いただけると思います。果樹苗木は上図のように、たくさんの時間・手間をかけて完成します。

素掘り苗

台木用の種をまき、翌春に接ぎ木・挿し木をし、芽つぎ等の手入れをし、秋の休眠期になってやっと素掘り苗が完成します。素掘り苗は根が成長をはじめる春以降は土を動かせないため、晩秋〜冬のみの販売となります。

ポット苗

春前に挿し木をし、根が動き出す前に当園にて15cm程度のポットに植え替えることにより、年間通じて（真夏・真冬以外）ご購入いただくことができます。届いたら21cm以上の鉢か地面にそのまま植え付けるだけの手軽さも特徴です。
購入直後から実がつく場合もありますが、苗木の成長のために摘果し、素掘り苗と同じように２年目以降から収穫をはじめるようにしてください。

鉢植え苗

素掘り苗を鉢に植え込み、当園にて約1～2年育成した苗木です。メリットは、プロが枝の仕立てや施肥など適切な日常管理を行って育てた苗なので「購入した年からすぐ確実な収穫ができる」ことです。
いつでも持ち運びでき、ベランダや玄関脇など限られた空間でも育てることができるため、都心のマンション等でも果樹栽培をお楽しみいただけます。

当店の鉢植え苗は、理想的な根張りを実現するルーツポーチ（またはスリット鉢）に、十種類以上の土を配合し有機物を豊富に含む培養土「桃太郎培養土」を使って植え込み、販売しています。
鉢への植え付け後、約１年育成したもの（2年生）が21～24cm鉢、約２年育成したもの（3年生）が30cm鉢です（一部例外あり）。大きい方が収穫量が多いですが、30cm鉢は在庫少量です。